【※閲覧注意※ネタバレ有】目に焼き付く狂気とパンデミックの恐怖…『邪悪なるもの』感想・考察

ホラー映画

どうも、HIROKIです。
今回は、かなりヤバいホラー映画見つけちゃいました。

その名も――
『邪悪なるもの』

これ、正直かなり人を選ぶ映画です。
「悪魔祓い系のホラーでしょ?」
くらいの軽い気持ちで観ると、たぶん痛い目を見ます(笑)
というのも本作、ただ悪魔が出てきて「うわー怖い!」というタイプではありません。
悪魔に取り憑かれた人間が、まるで感染症のように増えていく。
しかも、その感染を防ぐためには絶対に破ってはいけない7つのルールがある。

ところが……
まあ、これが見事なくらい破られていきます(笑)
そして気づけば、
「いや、もう終わりじゃん……」
という絶望的な状況へ。

グロ、狂気、悪魔、感染、そして人間の判断ミス。

いろんな恐怖が一気に押し寄せてくる、かなり強烈な作品です。

※この記事には一部ネタバレを含みます。
※グロテスクな描写についても触れているので、苦手な方はご注意ください。


『邪悪なるもの』作品情報

原題:Cuando acecha la maldad/英題:When Evil Lurks

・製作:2023年
・製作国:アルゼンチン・アメリカ
・上映時間:100分
・ジャンル:オカルトホラー
・日本公開:2025年1月31日
・R15+
・監督・脚本:デミアン・ルグナ

シッチェス・カタロニア国際映画祭では、ラテンアメリカ作品として初めて最優秀長編映画賞を受賞した作品です


予告だけでも、
「なんかヤバそう……」
って感じると思います。
でもね……
本編は予告よりヤバいですww


**映画『邪悪なるもの』あらすじ**

舞台は、すでに「悪魔憑き」が存在している世界。
悪魔に取り憑かれた人間は身体が腐敗し、やがて周囲にも悪魔の影響が広がっていきます。
しかも、この悪魔憑きには厄介なルールが存在する。
古くから伝わる7つのルールを守らなければ、悪魔の力がまるで伝染病のように広がってしまうのです。
そんな中、兄弟のペドロとジミーは村外れで奇妙な変死体を発見。
さらに近隣の家では、悪魔に取り憑かれた男が隠されていることを知ります。
「このまま放っておいたらヤバい」
そう考えた兄弟は、悪魔憑きに対処しようとするのですが……
ここからが地獄の始まり。

・ルールを知らない人。

・ルールを信じない人。

・そして、焦って勝手な行動をしてしまう人。

いろんな人間の「ちょっとした判断ミス」が、どんどん最悪の結果を生み出していきます。
そして気づけば、
村全体が悪魔の恐怖に飲み込まれていく……。
この映画の怖いところは、最初から「世界が終わります!」という感じではないところ。
少しずつ。

本当に少しずつ。

「あれ?これヤバくね?」
という状況が積み重なっていく。

この感じがめちゃくちゃ怖い。


⚠️ここからトラウマ注意シーン紹介

ここからは、この映画の中でも個人的にかなり印象に残ったシーン。

いや……
これ、マジで「ウゲッ……」ってなりました(笑)
悪魔の影響が広がっていく中、ペドロの元妻サブリナの家でも異変が起こります。
そこで登場するのが……
愛犬ロジャー。
普段なら家族を守ってくれるはずのワンちゃん。
ところが、この犬が悪魔の影響を受けてしまう。

そして突然、
幼い女の子ビッキーを襲撃。

しかも、ただ噛みつくだけじゃない。

そのまま女の子を引きずりながら走り去っていく。

「えっ……ちょっと待って……」
となるシーンです。
しかも、この後の展開もかなりエグい。
犬を追いかけた大人たちは、完全にパニック状態。
そして「どうにかしなきゃ」という焦りから、またしても最悪の選択をしてしまいます。

この映画、
「普通ならこうするだろ」
という行動が、ことごとく裏目に出るんですよね。
そして個人的にトラウマ級だったのが、その後。

車が暗闇を走るシーンが始まります、

暗闇道の中を歩く一人の母親。何かを抱えている。

「……え?何を抱えてるの?」

と思って見ていると……

ウゲッ……。(はいっ!トラウマ確定)

ここはぜひ本編で確認してほしい。
というか、
ホラー耐性ある人でも普通に「うぇ……」ってなると思います(笑)
しかも、この映画の恐ろしさは「グロいから怖い」だけじゃない。
自分の子供や家族が、いつの間にか“何か別のもの”になってしまう恐怖。
ここが本当にキツい。


少しネタバレ!『邪悪なるもの』を考察

※ここからは完全にネタバレです

本作を観終わった人の多くが、
「最後の少年って結局何なの?」
と思ったんじゃないでしょうか。

僕も最初、
「……え?何が生まれたの?」
ってなりました(笑)

終盤、ウリエルの身体から血まみれの少年が現れます。
そして、その少年はペドロの額に触れ、血のような痕を残していく。
その後、子供たちを引き連れて朝日の中へ歩いていく。
めちゃくちゃ不気味なんですが、同時にどこか神々しい存在にも見える。
ここが本作の面白いところ。
この少年は、単純に「悪魔に取り憑かれた子供」というより、悪魔そのものが新たな肉体を得て誕生した存在と考えるのが自然だと思います。

つまり、

悪魔憑き → 感染 → 拡大
という段階を経て、最後にはついに「新しい器」そのものが誕生した。
そう考えると、あのラストの意味もかなり恐ろしい。
これまでの悪魔憑きは、人間や動物を乗っ取ることで存在していました。

ところが最後には、
「乗っ取る」のではなく、「自らの身体を持って生まれてくる」
ところまで到達してしまった。
しかも、その少年を子供たちがまるで歓迎するようについていく。

ここも重要!
本作では、どうやら悪魔と子供にはかなり強い結びつきがあるように描かれています。
だから最後の少年は、
「悪魔が完全な存在としてこの世界に誕生した」
ことを示しているんじゃないかなと思います。

そして何より怖いのが……
これ、何も解決してないんですよね(笑)

むしろ、
「ここから本当の地獄が始まるんじゃね?」
というところで終わります。


さらにラストでは、ペドロが家に戻ると母親の姿がありません。
そして息子のジャイルが突然、喉を詰まらせる。

何かがおかしい。
ペドロが口から吐き出させると……
そこから出てきたのは、
血に染まった髪の毛と、母親が身につけていたネックレス。

……はい。
ここで全部察します。

「食われた……」

しかも、これを直接見せずに「髪の毛」と「ネックレス」で分からせる演出が逆にエグい。
そしてペドロは外に出て、すべてを悟る。

絶望。

泣き崩れるペドロ。
そして映画終了。
救い、ゼロ。
マジで容赦ない(笑)


いやー……
これは怖かった。
個人的には「怖い」というより、
「嫌なものを見せられた……」
という感覚の方が強かったです(笑)
特に子供や動物を使った描写は、
「そこまでやる!?」
ってレベル。

愛犬が子供を襲うシーンもそうだし、最後の母親の件もそう。普通のホラーなら、
「はいはい、悪魔が出てきましたね」
くらいで済むところを、この映画は平気で一線を越えてくる。
しかも、グロ描写だけに頼っているわけじゃない。
「次に何が起こるのか分からない」
という不安感がずっと続くんですよね。

そして何より、
登場人物が「それやったらダメだろ!」ってことをやるたびに、こっちまで絶望する(笑)
「おい!それ触るな!」
「だから銃使うなって!」
「話聞けって!」

みたいな(笑)

でも、それこそが本作の面白さでもあると思います。
最初は「悪魔が怖い映画」だと思って観ていたのに、最後には、
「人間の判断ミスが一番怖くね?」
となる。

『エクソシスト』や『REC』とはまた違ったタイプの恐怖を味わいたい人には、かなりおすすめ。
ただし……
グロ耐性がない人は本当に注意してください。
特に子供・動物系が苦手な人は覚悟して観た方がいいです。

僕は普通に、
「うわ……これはキツい(笑)」
ってなりました。
それでも最後まで観た後には、
「この映画、エグすぎるけど……めちゃくちゃ印象に残るな」
と思わせられる作品。

救いのなさ、狂気、感染する悪魔、そして最悪すぎるラスト。
「ガチで怖いホラーを観たい」
という人は、一度挑戦してみてください。

ただし……
観た後に後悔しても知りませんww ではまたオススメ映画を見つけたらどんどん紹介していきたいと思います!!本作品はアマゾンプライムでも観れます!既にプライムビデオ契約されてる方はそちらから見る方が早いと思います!下記リンクからも観れますので良ければ是非♪

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